ABOUT P.O.M


[風説]

1970年代半ば 、東京の某所にある廃墟と化した病院 (現在は完全に取り壊され、その旧跡すら残っていない)で、 人体実験を行っていた通称オールドマン博士は、 4体の人体実験の途中で、病死したとされている。 まだ実験段階であるだけでなく、その実験自体が、途中で終わる形になってしまったため、 その4体は、不完全な人体として、生きることを余儀なくされた。 しかし、実験途中であったとはいえ、音楽だけには、凡人にない反応を見せる 『回路』の組み込みまでは、
終了していた。 普通の人間でいうところの年齢は、30代半ば〜40代半ばということになっているが、 真相は明らかにされていないし、またその真相を知るものも、 もはやこの世には存在しないと思われる。 国籍も日本人として、人生を送り、紆余曲折、あったものの、 4体は、その組み込まれた回路を余すところなく利用することを決め、 4人編成の 【バンド】として活動することを誓ったと言われている。


[Concept]

まず、歌詞においてだが、リズムと響きを最重要視し、徹底的に日本語に執着している。 概要としては、[現代社会]を憂うようなものに一貫している。 そう言った意味においては、[パンク]とも[オルターナティブ]とも呼べるかも知れない。 しかしながら、[反体制]というスタンスをとるつもりは、毛頭ない。 [反体制]とは、[体制]ありきのアンチテーゼであるが故に存在するからである。 敢えて云うならば、その[体制]そのもの自体の根本が、崩壊しつつあることに、 杞憂しているという点においては、最も[体制]を擁護する立場にあるといった方が 近いかも知れない。 サウンド面においては、[Rock'n Roll]を主軸に置き、放射状に広がるようなRockの可能性を 追求することを理想としている。